「本棚に揺れる、一輪の花!キュアフィリップ!!」
「……」
「どうしたんだい翔太郎?ああ、コレかい、メモリを改造してみたんだよ、今日から僕達は2人で1人の仮面ライダーキュアWさ。ああ、言い忘れていたけど一応照井竜にも新しいメモリを渡しておいたから安心するといい。ちなみに翔太郎、君はこれを使ってくれたまえ、後、変身後は『ハーフボイルドに決める一輪の花、キュア翔太郎』とポーズを決めてくれ」
「………」
「どうしたんだ翔太郎、ものすごいポカン顔になっているじゃないか。僕達は伝説の戦士なんだよ……♪ハートキャッチプリーキュア~おや?アキちゃんから電話だ、もしもし…それは本当かい?……わかった、すぐに翔太郎と向かうよ!」
「どーした?フィリップ」
「デザトリアンのお出ましだよ翔太郎!さぁ、僕らも早く行かなくては!翔太郎、準備はいいかい?」
「ちょ!なななに!?」
「さぁ、早く!ファング、頼むよ!」
「キャシャ、キャシャシャー(プリキュアの種、行くです~)」
「な、ちょ、ままて、まってまって何コレ!ちょ、フィリップ!!デザトリアンて何!何で!キラキラしてる!何で!ちょ、フィリップ、フィリィィィィップ!!」
「本棚に揺れる一輪の花、キュアフィリップ!」
「……えええー…」
「キュア翔太郎!」
「…ハーフボイルドに決める一輪の花…キュア翔太郎…」
「「仮面ライダーキュアW」」
「いいねぇ…ゾクゾクするねぇ…」
※
「…てな事があってだな…照井…俺はもう、どうしたらいいのか、わかんねぇよ…」
「…何を迷う事がある?俺たちは選ばれしプリキュアの戦士なのだからな…自覚しろ、あと俺に相談するな」
「(……いや、わかってた、わかってたけどさ…照井…お前もか…)…ハハ…そっか…」
※
「さて。とりあえずキュア翔太郎も伝説の戦士プリキュアとしての自覚が出来たみたいだし、キュア照井も仲間になった…そろそろ4人目の戦士が必要になってきたわけだけれども、どう思う?ちなみに僕は園崎霧彦を押すよ。何故なら次の追加戦士は訳あって今は変身出来ない、という設定だからね。ただ井坂も同じ状況ではあるけれどもオススメは出来ない、何故なら彼はとてもキモ」
「あーもー霧彦でいんじゃね?」
「おい左!食い縛れ!」ズシャアア!
「いってぇ!照井!!何故殴られたし!」
「…よく考える事だ!フィリップ、後を頼む…」
「ああ、わかっているよ照井竜…さて。翔太郎、君は何故照井竜に殴られたかわかっていないようだね?まだまだ伝説の戦士プリキュアとしての自覚が足りていないということなのかい?まったく…いいかい?よく聞き給え!追加戦士が増え4人になったらまず何をするか、翔太郎、君はわかるかい?」
「…えっと…ミュージア、じゃなくて砂漠の何とかを倒す…?」
「ああぁああ、わかっていない、ちっともわかっていないよ翔太郎!まずはエンディングで踊るダンスの練習だよ!しかも4人目はミステリアスでクールな美人タイプじゃないといけないんだ!果たして井坂がそれに当てはまるか、答えはノーだよ翔太郎!まぁ、確かに、園崎霧彦は尻彦だったり塵彦だったりはする。しかしながら、それらの称号など、この際無視して構わないんだよ!わかったら早く尻彦、じゃないや、園崎霧彦に4人目の戦士、鬼嫁に手折られた一輪の花、キュア塵彦になってもらおう!さぁ、急ぐんだ翔太郎!」
「(前略、霧彦様…お前、すごい勢いでうちの相棒にバカにされてるぞ…)」
みたいな!
はい、すべて外道衆の仕業です。
桃李きゅんがバラエティで「きん」「すし」「との」と言ってたからテンションあがっちゃったからです!
好きな四文字熟語は「一筆奏上」「一貫献上」「血祭慟哭」です。
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