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……
…
「さぁって、今年の夏合宿もこれで終わり、だな」
「そうね、源太」
「普通に全メニューこなしてたが、クッキング部の方にもちゃんと顔を出すんだぞ」
「わあかってるって、流之介」
「さ、ご住職に挨拶して帰るぞ、お前たち」
「はっ!」
「ん。ことは、行こう」
「うん、茉子ちゃん」
「千明も、行くぞ?」
「あ、ああ、今行く…」
「どうした?」
「んーにゃ、何でもない、うん、よっしゃ、ことは、行こうぜッ!」
「あ、待ってよ、千明!」
「…どーやら、うまくまとまった様ですね、殿」
「ああ、そうだな」
「アクマロもな、ワケわっかんねぇけど、今回は微妙に役に立ってたしな」
「役にってゆーか、きっと狙いは完全にハズレてるんだろーけどね」
「だろうな」
「一応念のため調べてみたのですが、冷蔵庫の中にあったドリンク全てに酒を混入していた様ですね」
「…アクマロ…なんつーか…」
「無駄な努力ってゆーか…」
「ま、結果的に千明とことはちゃんがうまくいったんだ。良しとしておこーや」
「そうだな」
「……素直になるってのも、たまにはいーんじゃないの?」
「?何言ってんだ、茉子ちゃん。俺たちは素直だぜ」
「あんたたちは、ね」
「??」
「さ、電車の時間に遅れちゃうわよ、行きましょ」
「ああ、よし。行くぞ、お前たち!」
………
……
…
「…ふふ…素直に、か」
「確かに、たまにはいいのかも、しれんな…わちきも」
「…帰るか、ヤツの所に、な」
………
……
…
千明とことはの恋の道はまだまだこれから!若い2人の成長を見守るみんなの眼差しもあたたかく、シンケン学園!侍部、銀幕版-これにて一件落着!
おまけ。
「ハイハイ、アタシだよ。どうしたんだい、ドウコクこんな夜中に………え、太夫と?本当かい!デートだよ、そりゃ…な、な、な何があったんだい?……ははぁ、なるほど……いやいや、お前さん、やるじゃないか……え…太夫の方から誘ってきたのかい!……いやいや、太夫も、なかなか……え?知らないさね、そんなの、自分でお決めよ!………仕方ないねぇ…今やってる映画と、オススメのカフェだね?…ついでに、太夫にアクセサリーの一つでも買ってやりゃ…ああ、ああ、わかった、これ以上は口出ししないよ……じゃあ、後でデータをメールで送っておくからさ、ドウコク、お前さん、しっかりおやりよ!…あぁ、心配をおしでないよ、早くおやすみ……ああくれぐれも遅刻なんかするんじゃないよ!……ああ、じゃあ、明日、朝電話するからねぇ、はいよ、おやすみ…………ふぅ…太夫め…なかなかやるじゃないか…さて、頼まれ事を調べないと…こいつは、骨だねぇぇ…」
…こんなに長くなるとは。ただ、ニヤニヤしながら書けたので反省はしていない、俺、最強!
…ちなみに。
翌日、ドウコクと太夫はデートをします、が、結局煮え切らない態度をとって、当然進展するワケもなく、いつもの様にシタリに相談の電話しちゃうドウコクだったり…
げど☆きゅんサイドも大変なのですね(笑)
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